千葉県合気道連盟について

千葉県合気道連盟

沿革

合気道とは“気”“心”“体”の錬磨・研鑽による人間求道であり、競技体系はとらず日々技法の鍛錬を繰り返すことによって人格完成を目指すことを主眼としている。合気道を創始された開祖植芝盛平翁の理念道統を二代道主植芝吉祥丸により国内はもとより海外にも広く普及され、三代道主植芝守央が継承し、今日世界140の国・地域の人々に愛好されている。

千葉県の合気道

千葉県では、(財)合気会本部道場師範と繋がりを持つ方々が昭和40年代から個々に合気道の普及活動を行っており、情報交換が進んだ昭和59年(1984)7月千葉県下の道場・団体から18名(三宅敬、山田博信、山根政行、浦田敏晴、等々力敏夫、鷲谷健、髙橋嗣慶、髙橋英雄、加藤哲也、山下真義、榎本英雄、藤本繁己、乾泰夫、峯和夫、吉川滋、佐久間操、佐藤忠夫)が千葉合気道館館長清野裕三師範を中心に県連盟結成に向けて準備委員として参集し検討協議を重ね、県内の合気道の普及発展等を目指して千葉県合気道連盟が結成された。
同年11月11日連盟発足を記念して第1回千葉県合気道演武大会を川崎製鉄(株)千葉体育館にて開催した。
この演武大会は、千葉県教育委員会、(財)合気会の後援をいただき、本部道場長大澤喜三郎先生をお迎えし、21団体が参加した。 以後3年毎に県連盟主催の演武大会を開催している。

昭和54年(1979)8月16日第1回全日本少年武道(合気道)錬成大会が日本武道館で開催され千葉県からは総武館道場、合気道清明塾が参加した。この錬成大会は年々充実し盛大となり青少年の育成に幅広く推奨され注目と期待が寄せられている。

千葉県学校合気道連盟

昭和30年代、各地の大学に合気道が広まり昭和36年(1961)6月関東学生連盟、同年9月全国学生合気道連盟が発足した。
千葉県下の大学では昭和35年(1960)に日本大学生産工学部で合気道部が創設された後、千葉工業大学、中央学院大学、千葉大学、国際武道大学、東京理科大学(野田)等での創部が相次ぎ、各校とも全国・関東学生合気道連盟に加盟して活動している。

平成13年(2001)11月全国高等学校合気道連盟が結成され、翌年(2002)第1回連盟結成記念演武大会が東京武道館で開催された。
千葉県からは県立流山高校、県立下総高校、県立生浜高校、私立和洋国府台女子高校が加盟校として出場し錬成の成果を披露した。
この4校を中心として平成25年(2013)千葉県高等学校合気道連盟が結成され、翌26年(2014)に第1回合同稽古が佐倉市民体育館で開催された。
第2回合同稽古からは県内大学を含めた「千葉県学校合気道連盟」と改称した。千葉県合気道連盟はこの学校合気道連盟が行う事業を次代の若者育成助成事業と指定して支援し、県内道場・団体で合気道を修練する高校生・大学生にも広く参加を呼び掛けている。
神田外語大学では国際人を目指そうとする人は自国の伝統文化に誇りを持つことの大切さから平成19年度(2007)から合気道が正課として採用されている。
また、中学校としては、千葉市立椿森中学校で平成11年4月に合気道部活動が始り、平成24年度からの武道必修化に伴い、令和元年度には椿森中学校、都賀中学校、川戸中学校令和3年度からは犢橋中学校が授業に合気道を採用している。
徐々にではあるが授業に合気道が採用されてきている。

平成8年(1996)4月1日(財)千葉県体育協会に準加盟団体として認可され、平成10年(1998年)3月「千葉県体育協会50年史」に本連盟活動史が掲載された。
その後、平成24年4月1日「正」加盟団体として承認された。以後、規約の整備を順次行いながら千葉県合気道連盟としての活動を着実に行ってきた。

毎年会場持ち回りで開催してきた前期並びに後期研修会は、参加者の増加から会場は平成25年度から千葉県総合スポーツセンター武道館となった。
3年毎の演武大会と、平成15年度からの(公財)日本武道館、(公財)合気会、全国都道府県立武道館協議会主催による千葉県地域社会武道「合気道」指導者研修会等を開催し、技量の向上に努めるのは勿論、団体間の親睦交流と合気道の普及活動に努めている。
4年毎の国際合気道大会が国内で開催されるときは積極的参加に努めている。

昭和35年から毎年開催されている国内最大規模の全国合気道演武大会へは各団体・道場から出場する外、近年では県連盟からは次代を担う若手指導者が演武出場している。

県内で活動している未加盟団体に対する加盟促進については、(公財)合気会本部道場大澤勇人総務部長先生、尾﨑晌全日本合気道連盟理事長のご指導を仰ぎ、ホームページを開設し平成24年度から呼びかけ等積極的に取り組んだ結果、令和3年4月現在46団体を有する組織となっている。

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